東京品川中央ロータリークラブと宮城県石巻・女川地区との関わりについて

2011年9月22日

東日本大震災から半年。被災地の視察に訪れました。これから当クラブがどう関わっていったいいのかを探ることが目的でした。 この日は過ぎ去ったばかりの台風14号の影響もあり、道路状況が悪かったため女川地区のみの視察となりました。 仙台駅からバスに乗り、道すがらの景色が徐々に変わっていくのが恐ろしい気がしました。

倒壊した家々、ひびの入った道、がれきの山、家の土台しかない町、地盤沈下してしまい、かん水している港・・・一同言葉を失っていきました。
女川町立病院は港を望む18mの高台にありますが、その病院の1階まで津波が来たそうです。そこからの景色は絶句の一言でした。メディアで何回も見ていたはずの景色ですが、目の当たりにして息をのむ惨状。


女川町立病院

病院では被災者の生のお話をうかがいました。報道されない真実を知り、改めて被害の深刻さを実感しました。 また、ホテルメトロポリタン仙台にて、仙台東ロータリークラブ、仙台育英学園高等学校インターアクトクラブの方たちと交流をもち、情報交換をしました。

この日は視察だけで帰京しましたが、実際に訪れてみて、心を揺さぶる何かが参加者の胸に去来したものと思います。 

参加者
ロータリアン5名
品川中央ローターアクトクラブ1名
品川女子学院インターアクトクラブ6名(うち顧問教師2名)

ご協力
国際支援・復興支援ボランティア
NPO法人 オンザロード
被災者 阿部薰様

2012年8月9日~10日

品川女子学院インターアクト部の「復興地支援合宿」をロータリー、ローターアクトも参加して行いました。 行程は石巻門脇地区にある献花台への献花、黙祷スタートしました。

門脇小学校です。この3階まで津波がきて、タンカーが衝突し炎上。火は3日間燃え続けたそうです。


門脇小学校

昼食はプロショップまるかにて。津波で店舗を失った寿司屋、割烹、中華料理店、すき焼き屋、鮮魚店が集まり、総菜販売と食堂を運営しています。 地元の新鮮な食材を使ったお料理はどれも最高のおいしさでした。
 宿泊は牡鹿半島の先端、金華山のホテルにて。夜はミーティングで感想を話し合い、これからの活動を議論しあいました。


プロショップまるか

2日目は蛤浜という石巻からほど近い、小さな美しい海岸のビーチクリーンをしました。小さい、という理由だけで正式な清掃作業が行われていない海岸です。今回我々が初めてこちらの清掃作業をすることになりました。
 本当に美しい海岸で、いつの日か元の姿に戻り海水浴を楽しめる日が来ればいいなと、真剣に思いました。
 昼食はGENEという体験型の食事処です。職を失った海女さん、漁師の奥様たちが運営しています。地元食材を使って、調理実習を行いました。メニューはタコ飯、鯵のつみれ汁、鯵のすり身揚げでした。


蛤浜


GENE

女川の蒲鉾本舗 高政におじゃまし、高橋取締役のお話を聞きました。津波の凄まじさ、被災地の悲惨な状況、人々の困惑するさまをビデオを交えて講演いただきました。
 震災後、幸いにも揚げ蒲鉾のラインが稼働できたので、暖かい揚げ蒲鉾を毎日人々に配ってまわったそうです。涙なしには聞けないほどのお話で、衝撃を受けました。
 その後も高政さんとの交流は続いており、この年の11月には東京で講演もしていただきました。


蒲鉾本舗 高政

参加者
ロータリー2名
ローターアクト1名
インターアクト13名(顧問教師2名含む)
ご協力
国際支援・復興支援ボランティア
NPO法人 オンザロード

その他、インターネットショッピングサイト「石巻元気商店」とも連携し、積極的に商品を購入しています。http://store.shopping.yahoo.co.jp/otr-ishinomaki/index.html

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品川女子学院インターアクト部 石巻復興合宿part2

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